2022.10.10【熊野古道を行く】

和歌山の慈尊院(九度山町)から熊野本宮までの約100kmを4日間かけて歩き参詣してきました

熊野古道は和歌山・奈良・三重にまたがる世界遺産《紀伊山地の霊場と参詣道》


日本の観光のはじまりは「巡礼」の旅で熊野詣が起源といわれています

熊野の大自然は古くから神々が棲まう聖地として崇められ、そこへ詣でる事で来世の幸せを神々に託すという信仰が生まれました

平安・鎌倉時代には全ての人を平等に受け入れる熊野三山の話題が広まり上皇、武士、庶民など多くの人が切れ目なく熊野に参詣したといわれています(蟻の熊野詣)

実際に今でも古道の道中に当時の茶屋、宿の跡地がいくつもありました

<慈尊院~高野山> 弘法大師空海が毎月9度往復していた「町石道」をてくてく

<高野山~熊野本宮> 登山道で7つの峠を越えていく小辺路(こへち)ルートをてくてく

山の中を毎日歩くのはとても大変ですが大変さを「体験」しないと分からないことがあると思います

机上で知識や知恵を学ぶ事と体を動かす中で腑に落ちる事

山の中を毎日歩いていると自分と自然がどんどん共鳴していくのが分かりました

そこは風の音と動物の鳴き声しか聞こえず木々からはエネルギーの循環を感じ森林の神々しい光景には何度も鳥肌が立ち暗闇の森から出た時の明るい光には心から喜びと感謝が溢れました

途中、丸1日雨風の日もありましたがどんな天候も受け入れると覚悟してたのでそこまで苦にはなりませんでした

昔は今以上に難航な道でまさに「命」がけで熊野を目指し無事を「祈り」参詣できた時は涙したそうです

この事は実際に体験しないと毛頭分かるはずがなく、今回歩いてみて「祈り」と「感謝」が湧き出てきました

聖地の巡礼と自然との共鳴で今は心身がクリアになり改めて生まれ変わったような感覚です

このような素晴らしい体験を安全に完歩できたのは熊野古道を管理・整備されている方々のおかげです


関係者の皆さまに心から感謝いたします